「お悔やみ申し上げます」と「ご冥福をお祈りします」どっちを使う？違いは？正しい使い分けを解説！

大切な人を亡くした方にかける言葉として、「お悔やみ申し上げます」と「ご冥福をお祈りします」があります。

でも、どっちを使うべきか迷うことはありませんか？＾＾；

実は、この2つの言葉には意味や使い方の違いがあり、状況によって適切な表現が変わります。

本記事では、正しい使い分け方や、葬儀・弔電・手紙でのマナーを詳しく解説。

「お悔やみ申し上げます」の意味と使い方

「お悔やみ申し上げます」は、遺族に対して哀悼の意を伝える言葉です。

つまり、「あなたの大切な方を亡くされて、私も悲しい気持ちです」と伝えるもの。

✱ 使うシーン

• お通夜や葬儀で遺族に直接伝えるとき
• お悔やみの手紙やメールを書くとき
• 会社関係の弔電を送るとき

✱ 例文

✔「このたびはご愁傷様です。心よりお悔やみ申し上げます。」
✔「〇〇様のご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。」

📍ポイント

・「お悔やみ申し上げます」は、あくまで遺族に向けた言葉なので、亡くなった方には使いません。

「ご冥福をお祈りします」の意味と使い方

「ご冥福をお祈りします」は、亡くなった方の魂が安らかであるよう願う言葉です。

宗教的な意味合いも含まれるため、使う場面には注意が必要です。

✱ 使うシーン

• お悔やみの手紙やメールを書くとき
• SNSなどで追悼の意を表するとき

✱ 例文

✔「〇〇様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。」
✔「安らかな眠りにつかれますよう、ご冥福をお祈りいたします。」

📍ポイント

・仏教的な表現なので、キリスト教や神道の方には使わないのがマナー。
・遺族に直接伝える言葉としてはあまり使わない方がよい。

「お悔やみ申し上げます」と「ご冥福をお祈りします」どっちを使う？

結論から言うと、遺族に対して言うなら「お悔やみ申し上げます」、亡くなった方を偲ぶなら「ご冥福をお祈りします」が適切です。

表現	使う相手	使う場面
お悔やみ申し上げます	遺族	葬儀・お通夜、手紙、弔電など
ご冥福をお祈りします	亡くなった方に対して	手紙、SNS、弔電など

こんな時どうする？シーン別の例文集

状況によっては、両方を組み合わせて使うことも可能です。

遺族に直接伝える場合（口頭）

✔「このたびはご愁傷様です。心よりお悔やみ申し上げます。」

お悔やみの手紙やメールの場合

✔「このたびは突然のご訃報に接し、深い悲しみを感じております。心よりお悔やみ申し上げます。」
✔「〇〇様のご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。安らかなお眠りをお祈りいたします。」

SNSやメッセージで故人を偲ぶ場合

✔「〇〇さんのご冥福を心よりお祈りいたします。」
✔「素敵な思い出をありがとうございました。安らかにお休みください。」

避けた方がいい表現とは？

お悔やみの場面では、使うべきではない言葉や表現もあります。

✱ 避けるべき言葉

❌「頑張ってください」→ 遺族にとっては重荷になることも
❌「成仏してください」→ 不適切な表現
❌「死ぬ」「死亡」→ 直接的すぎるので「ご逝去」「ご他界」を使う

まとめ

「お悔やみ申し上げます」と「ご冥福をお祈りします」は、それぞれ使いどころが異なる言葉です。

違いを簡単にまとめると…

どちらを使うべきか迷ったら、まずは「お悔やみ申し上げます」が無難です。

場面ごとの適切な言葉を知っておくと、大切な人を亡くした方への心のこもったお悔やみの言葉を届けることができます。