キッチンのリフォームやコンロの不調で買い替えを検討するとき、まず迷うのがノーリツとリンナイのガスコンロはどっちがいいのかという問題ですよね。^^
毎日使うものだからこそ、価格やデザインだけでなく、掃除のしやすさやグリル機能、寿命に関する評判もしっかり比較したいところです。

パロマを含めた3大メーカーの違いや、実際の口コミを参考にしながら、故障時の対応まで含めて後悔しない選び方を知りたいですよね。
- メーカーごとの決定的な機能差と特徴
- 掃除のしやすさとグリル調理の実力差
- 代表機種の価格相場と交換費用の目安
- 実際の利用者の口コミから見る選び方の正解

✱ リンナイがおすすめな人
- とにかく掃除の手間を減らしたい人(イージークリーン&ココットプレートは最強です)
- グリルの煙やニオイを抑えたい人(スモークオフ機能)
- スマホ連携やオート調理で、手軽に美味しい料理を作りたい人
- 迷ったらシェアNo.1の安心感を選びたい人
✱ ノーリツがおすすめな人
- 料理が好きで、グリルを使って色々な調理に挑戦したい人(マルチグリルの実力は凄いです)
- ガラストップの縁欠けが心配で、フレームのあるしっかりした作りが良い人
- 「親水アクアコート」の水拭きでサッとお手入れしたい人
- 人とは少し違う、こだわりのデザインを選びたい人
ノーリツとリンナイどっちがいい?ガスコンロ比較と選び方の結論

どちらも日本のガス機器市場を牽引するトップメーカーですが、実は「何に力を入れているか」という開発の思想が結構違います。
ここでは、カタログスペックだけでは見えにくい、使い勝手やメンテナンス性、そして価格面での違いを徹底的に掘り下げていきますね。
メーカー比較でわかる機能や特徴の違い
まずは両社の全体像をざっくりと掴んでおきましょう。
シェア1位のリンナイと、それを猛追する技術屋集団のノーリツ。
この2社には明確な「性格の違い」があります。
リンナイの最大の特徴は、ユーザーの「面倒くさい」を解消することに全振りしている点です。
「イージークリーン」や「ココットプレート」といった独自技術は、とにかく日々の掃除や調理の手間を減らすために設計されています。
市場シェアNo.1という安心感もあり、多くの家庭で選ばれているのが現状ですね。
対してノーリツは、料理好きを唸らせる「プロ仕様」な機能が魅力です。
特に「マルチグリル」という技術は革新的で、従来の「魚焼きグリル」の概念を覆し、煮る・蒸す・パンを焼くといった調理器具としての性能を極限まで高めています。
また、ガラストップの縁をアルミフレームで囲うなど、耐久性へのこだわりも強く感じられますよ。
| 項目 | リンナイ | ノーリツ |
|---|---|---|
| グリルまわり | ココットプレートで「庫内を汚さない」発想 | マルチグリルで「グリルで本格調理」発想 |
| 掃除の方向性 | イージークリーンで焦げ付きを防いでサッと拭く | 親水アクアコートで汚れを水で浮かせて落とす |
| デザイン・天板 | ガラストップやセランガラスで高級感重視 | アルミフレームで縁欠けを防ぎ、安心感と耐久性重視 |
| イメージ | 「家事ラク」「失敗しにくい」バランス型 | 「料理が楽しくなる」プロ志向寄り |
掃除のしやすさとグリル性能の比較
ここ、一番気になりますよね。毎日のことですから、少しでも楽な方を選びたいのが本音かなと思います。
✱ 掃除のしやすさ対決
- リンナイ:トッププレートの裏にアルミパネルを装着し、熱を分散させる「イージークリーン」構造が優秀。バーナー周りの温度上昇を抑えるので、煮こぼれが焦げ付きにくく、サッと拭くだけで綺麗になります。
- ノーリツ:ガラストップに水を垂らすと汚れが浮き上がる「親水アクアコート」を採用。こびりついた汚れを水で浮かせて落とすアプローチです。
個人的な感覚としては、焦げ付き自体を防いでくれるリンナイの方が、日々の「あ、やっちゃった」という時のストレスは少ないかもしれません。
一方、グリル性能に関してはアプローチが真逆です。
リンナイは「ココットプレート」を使って、そもそも庫内を汚さないことを重視しています。油が飛び散らないので、グリル庫内の掃除がほぼ不要になるのは革命的ですよ。
ノーリツのマルチグリルは、専用容器(プレートパンやキャセロール)を使って本格調理をするスタイル。
センサー制御が細かく、失敗せずに美味しい料理を作りたいならノーリツに軍配が上がるでしょう。
デリシアとプログレなど代表機種を比較
各社の最上位モデル、リンナイの「デリシア(DELICIA)」とノーリツの「プログレ(PROGRE)」。
どちらも工事費込みで18万〜25万円前後の高級機ですが、目指している方向性が違います。
デリシアは「アプリ連携とオート調理」が最強です。
スマホでレシピを選んでコンロに送信すれば、あとは火加減も時間も全部お任せ。
失敗知らずで、忙しい共働き世帯には神のような存在になるはずです。
「ザ・ココット」を使えば無水調理や低温調理も放置で作れちゃいます。
プログレは、「こだわりの料理道具」といった趣です。
燻製モードや麺ゆでモードなど、料理好きが「あったらいいな」と思う機能が満載。
特にグリルの火力制御が絶妙で、魚もお肉もレストランのような焼き上がりになります。

「今日は何を作ろうかな」とワクワクしたいならプログレですね♪
\ プレミアム帯ならこの2機種をチェック!! /
- リンナイ デリシア(DELICIA)
アプリ連携とザ・ココットで、毎日のごはん作りを一気に時短したい方に。
楽天でリンナイ デリシアをチェックする / Amazonで見る - ノーリツ プログレ(PROGRE)
マルチグリルで燻製や低温調理まで楽しみたい、料理好きさんにおすすめ。
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リッセやピアットの機能と価格の違い
実は一番売れているのがこのミドルグレード帯。
リンナイの「リッセ(Lisse)」とノーリツの「ピアット(piatto)」や「オルシェ(Orche)」あたりです。
リッセの良いところは、上位機種デリシアの「イージークリーン」や「スモークオフ(煙・ニオイカット)」といった核心的な機能をしっかり継承している点です。
余計な装飾を削ぎ落として価格を抑えているので、コスパ重視なら間違いなくリッセがおすすめですよ。
ノーリツのピアットやオルシェも負けていません。
特にオルシェは最新モデルで、調理中の鍋底温度が見える化されていたり、グリル排気口の工夫で油はねを減らしていたりと、使い勝手がかなり向上しています。
デザインも洗練されていて、キッチンがおしゃれになりますね。
\ コスパ重視ならミドルグレードが狙い目!! /
- リンナイ リッセ(Lisse)
デリシアゆずりのイージークリーンとスモークオフを、少し抑えた価格で手に入れたい方に。
楽天でリンナイ リッセをチェックする / Amazonで見る - ノーリツ ピアット/オルシェ
マルチグリルの良さを生かしつつ、見た目も価格もバランスよく選びたい方に。
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交換費用の相場と工事費込みの価格
ざっくりとした予算感を持っておくことは大切です。
ビルトインコンロの交換費用は、「本体価格」+「工事費」の合計になります。
| グレード | 代表機種 | 工事費込み総額目安 |
|---|---|---|
| プレミアム | デリシア / プログレ | 18万〜25万円前後 |
| ミドル | リッセ / ピアット | 12万〜16万円前後 |
| ベーシック | マイトーン / ファミ | 8万〜11万円前後 |
工事費自体はどの業者でもおおよそ1万5千円〜3万円程度が相場です。
ネットの住宅設備店だと大幅な割引があったりするので、定価を見て諦めずにチェックしてみると良いですよ。
\ 予算を抑えたい人向け・ベーシックモデル /
- リンナイ マイトーン(Mytone)
ガラストップで掃除しやすいのに、価格はしっかり控えめ。初めてのビルトイン交換にもぴったり。
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- ノーリツ ファミ(Fami)
必要な安全機能と基本性能を押さえつつ、できるだけ費用を抑えたい方に。
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ノーリツとリンナイのガスコンロはどっちがいいか評判で判断

スペックだけでは分からない「実際の使い心地」や「長く使った時の感想」も気になりますよね。

ここからは、実際に使用しているユーザーの評判や、寿命、アフターサービスの観点から比較してみましょう。
リンナイ利用者の良い口コミと評判
リンナイを選んだユーザーの声で圧倒的に多いのが、やはり「掃除の楽さ」に対する満足感です。
「ココットプレートのおかげで、本当にグリルの中を掃除しなくて良くなった」「魚を焼いても煙やニオイが気にならない」という声は非常に多いですね。
これはリンナイ独自の「スモークオフ」機能が効いている証拠でしょう。
LDKが一体になっているお家だと、魚のニオイがリビングに充満しないのは大きなメリットです。
また、「ガラストップがいつまでも綺麗」という声も聞かれます。
イージークリーンの熱分散効果で、焦げ付きが固着しないのが高評価に繋がっているようです。
おはようございます⛅
先日、リンナイ最上級ガスコンロ「DELICIA(デリシア)」の実演イベントに参加し、
コンロの自動調理メニューを使った調理を実際に体験してきました🍽️
調理中に別の作業ができるので、家事の時短になるのが魅力的でした✨#企業公式が毎朝地元の天気を言い合う pic.twitter.com/52LQCHfntk— 株式会社共同住宅ジャパン【公式】 (@KYODOJUTAKU_jp) October 2, 2025
リンナイのガスコンロ「デリシア」なら、グリルでパンが焼けちゃいます🍞💕おいしそう~🤤 https://t.co/jeOAgKTzvR
— リンナイリラックス (@Rinnai_Relax) October 22, 2025
ノーリツ利用者の評価と口コミの傾向
一方、ノーリツユーザーからは「料理が楽しくなった」というポジティブな意見が多く見られます。
「マルチグリルでトーストを焼くと絶品」「煮込み料理もグリルで放置できるのが便利」といった、調理機能への評価が高いのが特徴ですね。
また、「五徳がしっかりしていて鍋が安定する」「デザインがかっこいい」という、ハードウェアとしての質の高さを評価する声も目立ちます。
ただ、一部では「機能が多すぎて使いこなせない」「専用容器を洗うのが少し手間」といった意見も。
網焼きに慣れている人には、プレートパンなどの扱いは少し慣れが必要かもしれません。
おはようございます。
本日1月21日は #料理番組の日 です🍳
料理と言えば弊社が散々オススメしているガスコンロ、ノーリツの『プログレ』をご存じですか?
マルチグリルが超便利❣️お客様にもご満足頂いています😊✨#新潟Twitter会#今日は何の日#燻製もできるよ#焼く炊く煮る蒸す燻す温める pic.twitter.com/KvoaGhhXeb— 木村建設株式会社【公式】 (@kimura_kenset) January 20, 2023
だましだまし使ってきたノーリツのガスコンロ、24年めにして遂にお亡くなりに
今朝の工事で新品に交換、早くサンマが焼きたい pic.twitter.com/fuOm1Coejo
— Iedamann@山を動かせなかった東京都民 (@iedarmann) August 1, 2023
寿命や故障時の対応と交換の注意点

ガスコンロの耐用年数は、メーカー問わず約10年と言われています。
これは安全上の理由も大きく、10年を過ぎると部品の供給が終わることも多いため、修理よりも交換が推奨されます。
故障時の対応については、両社とも全国にサービス網を持っているので大きな差はありません。
ただ、エラーコードが出た際の対応のしやすさや、サポートサイトの分かりやすさはどちらも高水準です。
- 使用年数が10年を超えたら、修理より交換を検討
- エラーコードが出たら取扱説明書や公式サイトで内容を確認
- ガス会社・メーカー・リフォーム業者など、複数から見積もりを取ると安心
交換時の注意点としては、先ほども触れましたが「ガス種(都市ガスかプロパンか)」の確認は必須です。
また、天板の幅(60cmか75cmか)も選べますが、作業スペースを広く取りたいなら60cm、大きなお鍋を並べて使いたいなら75cmがおすすめですよ。
パロマも含めた3大メーカーの比較
今回はノーリツとリンナイの比較がメインですが、「パロマ(Paloma)」も忘れてはいけません。
パロマは質実剛健で安全性を最優先にするメーカーという印象が強いです。
パロマのコンロはシンプルで使いやすく、価格も比較的リーズナブルなモデルが多いのが特徴。
「ラ・クック」というグリル調理容器もあり、リンナイのココットプレートに近い使い勝手を実現しています。
ざっくり分類すると、以下のようになります。
- リンナイ:掃除の楽さ、オート調理、バランスの良さ(シェアNo.1)
- ノーリツ:調理機能の深さ、デザイン、プロ志向
- パロマ:安全性、シンプルさ、コストパフォーマンス
▼パロマ派の方はこちらもチェック!!
安全性とコスパ重視なら、パロマのビルトインコンロも人気です♪
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ノーリツとリンナイのガスコンロに関するよくある質問(FAQ)

Q1. ノーリツとリンナイのガスコンロは、どっちが壊れにくいですか?
どちらも国内トップクラスのガス機器メーカーで、耐久性や安全性は同等レベルと考えて問題ありません。
壊れにくさよりも、ビルトインガスコンロ全体の寿命(目安8〜10年)と、使い方・お手入れの頻度の方が寿命に影響します。
「どっちが壊れにくいか」よりも、機能やお手入れ性で選ぶのがおすすめです。
Q2. ビルトインガスコンロの寿命はどのくらいですか?何年で交換すべきでしょうか?
一般的に、ビルトインガスコンロの寿命は8〜10年程度と言われています。
不具合がなくても、製造から10年以上経過している場合は、部品供給や安全面を考えて交換を検討すると安心です。
火がつきにくい・異音がする・点火が不安定などの症状が出たら、年数に関わらず早めに点検を依頼しましょう。
Q3. ビルトインガスコンロの交換費用は、工事費込みでいくらくらいかかりますか?
本体価格と工事費を合わせた総額の目安は、
・ベーシックモデル:8万〜11万円前後
・ミドルモデル(リッセ・ピアットなど):12万〜16万円前後
・プレミアムモデル(デリシア・プログレなど):18万〜25万円前後
がひとつの目安です。
ただし、キャンペーンや設置条件によって前後するので、必ず複数業者から見積もりを取るようにしましょう。
Q4. ビルトインガスコンロは自分で交換してもいいですか?DIYできますか?
ガス配管に触れる工事は、法律で有資格者(ガス設備の専門業者)しか行えません。
ビルトインガスコンロの交換を個人でDIYすることは基本的に不可で、ガス漏れや事故の原因にもなります。
必ずガス会社や、ガス機器設置資格を持つリフォーム業者に依頼してください。
Q5. 60cm幅と75cm幅のビルトインガスコンロは、どっちを選ぶべきですか?
キッチンの使い方次第です。
・60cm幅:コンロはややコンパクトですが、シンク横などの作業スペースを広く取りたい人におすすめ。
・75cm幅:大きなフライパンや鍋を同時に使うことが多い家庭向け。3口をしっかり使いたい人に向いています。
迷った場合は、今と同じ幅を選べば大きな違和感なく使えることが多いですよ。
ノーリツとリンナイのガスコンロはどっちがいいか結論
さて、ここまで比較してきましたが、最終的に「あなたにとってどっちがいいか」の結論を出しましょう。
📍リンナイがおすすめな人
- とにかく掃除の手間を減らしたい人(イージークリーン&ココットプレートは最強です)
- グリルの煙やニオイを抑えたい人(スモークオフ機能)
- スマホ連携やオート調理で、手軽に美味しい料理を作りたい人
- 迷ったらシェアNo.1の安心感を選びたい人
📍ノーリツがおすすめな人
- 料理が好きで、グリルを使って色々な調理に挑戦したい人(マルチグリルの実力は凄いです)
- ガラストップの縁欠けが心配で、フレームのあるしっかりした作りが良い人
- 「親水アクアコート」の水拭きでサッとお手入れしたい人
- 人とは少し違う、こだわりのデザインを選びたい人
どちらを選んでも、10年前のコンロに比べれば進化に驚くはずです。

ご自身のライフスタイルで「何を一番優先したいか(掃除か、料理の楽しさか)」を基準に選べば、きっと後悔しない選択ができるはずですよ。
